キッチンのスタイル


メリット | 作業動線が短いので、配膳、片付けがしやすい。調理中ダイニング側とのコミュニケーションが取れ、高齢者や幼児のいる家庭でも目が届く。 |
デメリット | 仕切りがないので、調理中の臭いや煙が気になる。キッチン内部がみえるので、綺麗にしておく必要がある。 |

メリット | ダイニング側から作業中の手元が隠れる。調理中ダイニング側とのコミュニケーションが取れる。 |
デメリット | 調理中の臭いがダイニングやリビングなどに回りやすい。 |

メリット | ダイニングからキッチンが見えず、煙や臭いを気にしなくてもよい。壁面が多いので収納が多く取れる。 |
デメリット | 調理中に孤立して、コミュニケーションが取りにくい。ダイニングへの動線が長くなる。 |
キッチンのレイアウト


シンクや調理機器、調理台、キャビネットなどが横一列に並んだキッチン。省スペースで、最も一般的なキッチンの型です。
このため、このタイプは、奥行き、幅、色、価格帯共にとにかくバリエーションが豊富。また、収納の工夫やパーツが進化していて、選ぶ楽しさが広がります。
コンロの列とシンクの列がII型に並んだキッチンです。Ⅰ型キッチンと比べると動線が短く狭い範囲で効率よく作業ができることがメリットで、パーツのレイアウト次第で自分に合ったキッチンができます。
リビング側にコンロを置くかシンクを置くか、また、独立キッチンにするか対面にするのかで、雰囲気も使い勝手もまったく違ってきます。


Ⅰ型キッチンの次に一般的な形状です。規格品がある分、値段もそれほど高くありません。Ⅰ型よりも動きやすく機能的、身体の動きを90°変えるだけなので作業も楽です。キッチンの部屋面積はある程度必要になります。
シンク、冷蔵庫、加熱調理機器をU型に並べたキッチンです。U字の真ん中の部分は、90~120cm程度の適度な狭さの方が、動線を短縮できます。シンクの前にカウンターを据えてオープンにすると、家事をしながらでもコミュニケーションが図れます。

キッチン選びのポイント

シンク、コンロ、冷蔵庫の3点を結ぶ動線をワークトライアングルと呼びます。この中をスムーズに行き来できることがポイントです。
また、食器や食材をしまう収納ユニット、ダイニングテーブルとの動線もスムーズになるように確認しておきたいところです。

調理のしやすさでポイントになるのは調理台の高さです。高すぎると肩こりがしますし、低すぎると腰に負担がかかります。
ラクに作業ができる調理台の高さは身長÷2+5cmが目安です。身長160cmの方であれば、80+5=85cmです。

料理で使う道具をしまう収納ですから、取り出しやすさと収納量は、キッチンの使いやすさと密接な関係にあります。
ご自分の収納したいもの、使い勝手をイメージして有効な収納を考えることが必要となります。